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2024.03.09

各種研究会

現代経済研究室研究会のご案内

下記の要領で公益財団法人政治経済研究所公開研究会を開催します。


テーマ 「脱成長論のマルクス経済学的検討」

報告者 江原慶氏(東工大リベラルアーツ研究教育院准教授)

日 時 2024年3月25日(月) 午後2時~4時

場 所 Zoom報告&本研究所1階映像・講話室

参加費 無料


※zoom招待URLおよび事前資料は、お申し込みされた方へ、前日午後5時頃にお送りいたします。


▼概要

 この報告会は「脱成長論のマルクス経済学的検討」『季刊経済研究』41巻1-4号についての報告をお願いし、江原先生に快諾いただいたことで実現したものです。ところで近年、斎藤幸平さんの脱成長論が、脱成長をするには資本主義を排するしかない、との主張として注目されました。これに対して江原先生は、この論文で、経済学的に脱成長を考えると、成長がなくても利潤が追求される社会は想定可能である、未来に向かう現実的な第一歩になる、と主張されています。また先生は最近、「脱成長貨幣論―F.ソディの貨幣論の批判的検討を通して」Commons vol.3を発表されました。この論文は、脱成長貨幣論とのしてソディ貨幣論の意義と限界を明らかにした最新の成果です。脱成長をどう考えるか、どう捉えるか。活発な質疑が期待されます。


脱成長論のマルクス経済学的検討

https://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/il/meta_pub/G0000438repository_24360392-41-1_4-3


脱成⻑貨幣論:F. ソディの貨幣論の批判的検討を通して  

https://www.fhrc.ila.titech.ac.jp/online_journal/commons-vol3/


【報告者紹介】

江原慶

1987年生まれ。2010年東京大学経済学部卒業,2015年同大学院経済学研究科博士課程修了。大分大学経済学部准教授等を経て現職。主著『資本主義的市場と恐慌の理論』(日本経済評論社,2018年),『マルクス価値論を編みなおす』(桜井書店,2024年)

江原 慶 (Kei EHARA) - マイポータル - researchmap